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大型客船、なぜ転覆? 定員や夜間航行に問題はなかったのか? (2)

人民網日本語版 2015年06月03日14:14

▽客船は定員オーバーだったのか?夜間航行は安全なのか?

交通運輸部(省)海上捜索救助センターによると、「東方之星」は全長76.5メートル、2200総トン、定員534人。船に乗っていたのは観光客405人、乗員46人、観光ガイド5人の計456人だったため、定員オーバーはしていない。救援者によると、客船には十分な数のライフジャケットが用意され、救出された時にライフジャケットを着ていた生存者もいるという。

東方之星は1994年に建造され、すでに15年間あまり運航している、旧式の船だ。国はこうした船舶の夜間航行に関して、▽夜間航行の視界距離は1.5海里以上とする▽水先人は規定に厳格に従って航行を行い、航行設備の状況を詳細に把握した上で操縦試験を行う▽船舶が航行に適さない場合、航行を直ちに停止し、停泊地を選んで係留する――などの要求を打ち出している。

など、同客船は1997年に改装されており、一部の構造はオリジナルの資料と比べて変わっている可能性が高い。現在、詳しい状況については確認が進められている。

▽乗員乗客の生存率は?

船舶の沈没事故の救援では、一般的に事故発生から72時間以内がゴールデンタイムと言われている。救援活動に参加している湖南省のレスキュー隊員によると、「東方之星」は、船全体が逆さまになった状態で転覆したため、乗客乗員の脱出・避難や救援が困難を極めている。救援者の多くは「生存率がどうあろうと、救出に最大限の力を尽くす」と語った。(編集SN)

「人民網日本語版」2015年6月3日


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