2015年6月11日  
 

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范長竜副主席の予定通りの訪米が伝える3つのメッセージ

人民網日本語版 2015年06月11日14:09

 范長竜・中央軍事委員会副主席が米国のカーター国防長官の招待を受けて、同国を公式友好訪問している。(文:張軍社・海軍軍事学術研究所研究員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 ここしばらくの間、米国、特に米軍は南中国海紛争に大仰に介入し、南中国海における中国の正常な島・礁建設に不当な非難を加え、サイバーセキュリティー問題で中国の顔に繰り返し泥を塗ってきた。こうした中でも、范副主席が予定通り訪米したことに、国際社会は自ずと強く注目している。

 范副主席の訪米は確かに中米両軍の交流計画に基づき行われる通常の訪問だが、予定通りに行われたことで、多くの重要なメッセージが外部に伝えられた。

 第1に、中米両国が両軍関係の発展を強く重視していることがはっきりと示された。両軍関係は両国関係を構成する重要な一部だ。長年の間、両軍関係は両国関係において立ち後れた部分だった。2013年6月の習近平国家主席とオバマ大統領のサニーランズ会談で、双方は両軍関係改善・発展の重要性を共に強調し、新型の大国関係の構築に努力し、新型の軍事関係の構築を推進すべく共に努力する意向を表明した。2014年11月の米中首脳会談でも、双方は新型の大国関係に見合った新型の軍事関係の構築について改めて共通認識にいたった。范副主席の今回の訪問は、両国首脳間の共通認識を実行に移す重要な措置だ。

 第2に、理解と相互信頼の強化という中米両軍共通の願いが浮き彫りになった。サニーランズ首脳会談後の2年間、中米両軍は新型の大国関係と見合う新型の軍事関係の構築に積極的に取り組み、上層部交流、制度化された対話と協議、若手将校交流、合同訓練などの面で新たな進展を遂げ続けてきた。范副主席の今回の訪問は両軍の理解と信頼の強化、協力の拡大、両軍関係の前向きな発展のさらなる促進にとってプラスだ。


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