果物と野菜をたくさん食べると健康維持に大きな効果

理想的な果物の摂取量は1日当たり250グラム、野菜は500グラム。あなたは毎日食べることができているだろうか？中国国務院新聞弁公室がこのほど発表した「中国国民の栄養・慢性病の状況報告(2015)」によると、過去10年間で、中国人の栄養状態は全体的に改善したものの、穀類や野菜の摂取が不足している一方、脂質の摂取が明らかに増加しており、食事に占める脂質の割合が平均30%を超えている。アンバランスな食事が原因で、過体重や肥満、慢性疾患などのリスクが高まっている。新京報が報じた。

北京協和病院栄養科の于康教授によると、果物や野菜を十分に摂取すると、体重増加の抑制や抗酸化物質の摂取、高血脂、高血圧、悪性腫瘍のリスク低下、知力の促進・保護など、健康を保つのに有益。特に、新鮮な果物や野菜は、消化器系ガンの予防に非常に効果的だ。しかし、関連の統計によると、現在、多くの人の野菜や果物の摂取量は理想値より少なく、しかも減少傾向で、注意が必要となっている。

1、さまざまな種類、色の果物・野菜を食べる

于教授によると、果物や野菜の摂取は、▽量▽種類▽色---などの角度から考えなければならない。1日当たりの摂取量は、野菜200-500グラム（3種類以上）、果物200-400グラム（2種類以上）で、半分は濃い色の野菜や果物がよい。果物や野菜の摂取に注意すると同時に、全体的な食習慣にも注意が必要だ。果物や野菜を軽視する食習慣は、どんなものでも体に悪い。

2、良い食習慣を身につける

北京軍区総病院の臨床シニア栄養士・于仁文氏によると、カロリーが低く、栄養密度の高い野菜や果物を選ぶと良い。例えば、ゴールデンキウイの栄養密度は、リンゴやスイカの約10倍。親は、子供が健康的な食習慣を身につけられるよう助けなければならず、毎食果物や野菜を使うといい。