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ワイヤレス給電連盟が結成、中国による標準設定を目指す

人民網日本語版 2015年07月08日13:12

サムスンの「S6」、「Microsoft Lumia」などのスマートフォンやアップルウォッチなどは、ワイヤレス給電の使用を開始している。小出力ワイヤレス給電の3大標準であるPMA、Qi、A4WPはいずれも米国が提唱し制定したものであり、大出力ワイヤレス給電の標準は世界でいまだに発表されていない。これは中国メーカーによる国際的な大出力ワイヤレス給電標準の制定、産業の発展に対して新たなチャンスをもたらしている。広州日報が伝えた。

新エネ車の販売が好調であることを背景に、ワイヤレス給電技術はスマホから自動車に移りつつある。中国通信機器大手のZTEは、清華大学、中国科学院電工研究所、上汽集団、広汽集団、長城汽車、奇瑞汽車などと大出力ワイヤレス給電産業連盟を結成しており、小出力ワイヤレス給電以外に中国人の標準を制定しようとしている。

ZTEの趙先明CTOは、「同連盟は大出力ワイヤレス給電技術標準および産業発展の促進を主要目標とする。会員企業は大出力ワイヤレス給電技術の研究を実施し、大出力ワイヤレス給電技術標準の制定、産業化の促進、相互接続および互換性の試験、使用の普及、知的財産権の管理などで、産業チェーンの各者が交流を深め緊密に連携するよう促す」と説明した。

中興(ZTE)新エネ車有限責任公司の田鋒副総経理は、「中国によるワイヤレス給電標準の制定、産業の発展のチャンスは、大出力ワイヤレス給電にある。電気自動車ブームは、一つの契機だ」と指摘した。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年7月8日

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