2015年8月14日  
 

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<動画>日本侵略軍によって殺された中国人労働者の遺骨を守る若い女性 吉林省

人民網日本語版 2015年08月14日15:50

 

吉林省の潘思捷さん(25)という女性は吉林市労働者記念館に勤務している。彼女にはいつも行う仕事がある――それは深い穴の中にかがんで、手作業で遺骨一体一体を整える仕事だ。

潘さんがその手に心を込めてお世話するのは、当時の日本軍国主義者に惨殺された中国人労働者の遺骨だ。この労働者記念館は吉林省吉林市豊満区孟家村に位置し、日本軍が侵略し占領した際、豊満水力発電所建設のために、中国人労働者11万人が強制連行された。1937年の着工から1943年の発電まで、中国人労働者は毎日十数時間の重労働を強いられ、数万人の労働者が死亡した。それにより、ここには骨の山が築かれ「大量埋葬地」となった。

午前9時、潘さんは「穴に入る」準備を始める。手を洗い、服を着替え、髪をまとめる…これらの準備が整ったのち、彼女は遺骨陳列ホールに足を踏み入れ、すぐに労働者の遺骨がある溝に張り付いて仕事に取り組む。遺骨の覆う土埃を払う時の彼女は、普通の女性が遺体や骨を見たときのような「怖気づく」様子は全く見られず、非常に真剣な表情で集中している。

遺骨陳列ホールでは、35体の完全な遺骨と何千もの骨の一部が安置されている。遺骨一体一体には青い札で「磔殺」「凍死」「過労死」と書かれている。潘さんによると「これらの遺骨のほとんどは『対話』できます。凄惨な目に遭ったことを私に訴えかけてきます」と語った。(編集JK)

「人民網日本語版」2015年8月14日

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