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日本で批判される宮崎駿監督 反戦主義者が売国奴に!? (4)

 ■作品の一貫したテーマとなってきた「反戦」

 小冊子「熱風」に掲載された文章で、宮崎監督は物心ついた時には敗戦がもたらした暗い影を感じ始め、愚かな戦争を起こした祖国を恥ずかしいと感じてきたことや、特に日本が中国大陸で行ったひどい暴行を知って、「馬鹿なことをやった国に生まれてしまったと思って、本当に日本が嫌いだった」ことを明らかにしている。

 宮崎駿監督の多くの作品には戦争の痕跡が見られる。多くの少年と同様に、宮崎監督は小さい頃からとりわけ武器が好きで興味を持っていた。宮崎アニメ作品にもいつも戦争シーンが登場する。

 「風立ちぬ」の主人公次郎のキャラクターには宮崎監督の多くの心血が注がれている。劇中の次郎は飛行機を純粋に愛する少年だが、戦争中という時代背景の中、戦闘機を設計するしかなかった。宮崎監督は、「次郎を通じて、観客は戦争中に日本の国民がどのような重圧を受けたのかを感じることができる」として、「この国はこんなにも混乱していた」と語っている。

 アニメに反戦のテーマを盛り込むほかに、宮崎監督は生活面でも反戦を徹底している。1960年代、宮崎駿監督は戦争反対のデモに幾度も参加し、日本が新たに武装することについて抗議してきた。2003年、宮崎監督は「千と千尋の神隠し」で第75回アカデミー賞で長編アニメーション賞を獲得する。しかし、米国がイラク戦争を始めたことに抗議するため、宮崎監督はアカデミー賞授賞式に参加することを拒否した。また、インタビューを受けたり、文章を発表する際には、かならず民族主義に対する批判を表明してきた。日本を批判し、戦争に反対する宮崎監督は恐らくいまだに戦争の暗い影から抜け出していないのだろう。(編集MZ)

 「人民網日本語版」2013年8月9日

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