日本の新職業「雇われ披露宴ゲスト」
結婚式の披露宴に招待されたとき、ご祝儀を持参するのが一般的だ。しかし、日本では、披露宴に出席してお金を稼ぐことができる。一部の人材派遣会社が数年前から、「代理出席」という派遣サービスを行っており、披露宴の会場に、新郎側あるいは新婦側の友人として派遣社員を派遣している。新華社の報道を引用して広州日報が報じた。
■「代理出席」 新郎・新婦双方の出席者のバランス調整が目的
披露宴ゲスト派遣料金の相場は、1万7千円から2万円。披露宴で歌やダンスを披露する場合は、5千円アップとなる。披露宴会場の人々を感動の渦に巻き込むようなお祝いのスピーチをする場合は、5千円から1万円アップ。お金を出してゲストを呼ぶという考え方が理解できない、という人もいるかもしれないが、メンツを重んじる日本人にとって、出席してくれる友人が多ければ多いほど、顔が立つというものだ。
景気低迷が続いた日本では、失業者・兼職者がいずれも増加傾向にある。「雇われゲスト」業は、失業中の人や本業の収入に不満を持つ人が行う格好のアルバイトのひとつとなっている。
「友人レンタル」業は、数年前、日本で始まった。人材派遣企業から派遣された派遣スタッフは、顧客の求めに応じ、同僚、友達、親戚、さらには配偶者にまで成り済まし、結婚式・告別式・シンポジウムなどの社会活動に参加する。1回あたりの料金は、親友役を務める場合は2万円、普通の友人なら1万5千円、親戚ならば3万円。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年5月28日