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重すぎる「学生の負担」、中国の重大問題に (2)

○「減らせば減らすほど逆に重くなる負担」に焦る全国民

ますます歪んでいく子供の身体と精神


 教育部が新中国成立以来初の負担軽減令となる「小中高生の過剰負担を軽減するための指示」を発表したのは、早や1955年7月だった。1988年5月には、国家教育委員会が「小学生の授業・宿題負担の軽減に関する規定」を制定・発表した。そして2000年2月、教育部が緊急通知を発表し、小学生の過剰な授業・宿題負担を軽減するよう求めた。2010年の教育計画綱要では、「負担軽減」が国家戦略に組み入れられた。

 最初の負担軽減令が発表されて以来、半世紀あまりが経ったが、学生の負担は、国が減らそうとすればするほど重くなった。

 北京大学中国社会科学調査センターが発表した「2013年中国人民生活発展報告」では、重すぎる学業負担、短すぎる運動(体育)時間、栄養の過剰摂取の結果、学生の体質は低下していることが明らかになった。2012年、中国の6歳から15歳までの児童のうち、標準体重をオーバーしている肥満児の割合は、都市・農村部女児で21.5%、男子で32.3%に達した。まだ若いのにぶよぶよと太った体つきの子供たちは、自分の体力・体質が劣っていることを心配することなど皆無だが、テストの成績が期待通りではなかったことには非常に落胆する。これは、明らかに教育観の「倒錯」と「歪み」を示している。それは、子供の身体だけではなく、子供の精神までをも歪めている。

 学生が背負う重すぎる負担は、今や、軽視できない中国教育の弊害となり、中国人全体の痛みとなった。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年8月2日

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