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四川のお見合いパーティに「うそ発見器」

 四川省成都市の大型ショッピングセンター「奥克斯(AUX)広場」で 8月31日午後に開催された「お見合いパーティ」には女性100人を含む大勢の参加者が詰めかけた。しかし、会場の壁際の机の上に置かれた「うそ発見器」に近づこうとする参加者はほとんどおらず、「勇敢」に挑戦した数少ない参加者のうち、最後までうそ発見器が反応を示さなかった人はいなかった。華西都市報が報じた。

「一定の資産いる?」→「いいえ」に大きく反応

 参加者の一人何さん(女性)は友人に勧められ「うそ発見器」に挑戦。装置を頭に装着し、深呼吸すると、スタッフの蒋さんが質問を始めた。

 差しさわりのない質問の後、蒋さんは「あなたは男性側の家庭状況に対して何か要求がありますか?」、「ある程度の資産を所有していることが条件ですか?」と「本題」に突入。何さんが、「ありません」、「いいえ」と顔色一つ変えず答えると、これまでほとんど反応のなかった「うそ発見器」が大きく反応した。蒋さんによると、「大きく反応するということは、被験者がウソをついている可能性があることを示す」。その後、蒋さんが鋭い質問を続けざまに投げかけると、何さんは困り果て、最終的には回答を止めてしまった。

「彼氏がいますか?」→「いいえ」に大きく反応

 蒋さんによると、「女性の李さんに、『今、彼氏はいますか?』と質問すると『いない』と答えた。すると、うそ発見器が反応したため、彼女は最終的に顔を赤くしながらうそをついたことを認め、『お見合いに来たのではなく、通りがかっただけ』と話した」という。蒋さんはまた、「特に、男性側の物質面に対する要求に関する質問に、多くの女性が正直に答えない。うそ発見器を試した女性のほとんどが、誠実な答えをしなかった」としながらも、「女性はメンツを重視するから」と理解を示した。

 蒋さんによると、お見合い会場で使われたうそ発見器は主に、被験者の肌の反応や脈拍、血圧などの変化を読み取り、各質問に答える時の各生理指標の変化を記録することで、うそをついているかを判定するというもの。ただ、人によって体質などの状況が異なり、うそをついた時の生理的変化も異なるため、「うそ発見器」が提供するデータを「動かぬ証拠」とすることはできないという。

参加女性「設置理由が理解できない」

 筆者が参加していた女性数人を取材してみると、ほとんどが「ウソ発見器」を使ったプログラムには「参加したくない」と答えた。うち、劉さんは「取り調べを受けているみたいで恥ずかしいし、プライドも傷つく」とし、「主催者はなぜ『うそ発見器』を使ったプログラムを準備する必要があったのか理解できない」と語った。一方、主催者側のスタッフは、「同プログラムは参加者が必ず参加しなければならないものではない。参加するかは個人の決定で、参考データを提供するにすぎない」とした。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年9月2日

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