旅行、あなたは「車派」？「電車派」？

宮城県石巻市の鉄道。

　日本には便利な交通手段が整っており、人々には外出の際、電車やバス、自家用車などの選択肢がある。そのため、どの交通手段を選ぶかに頭をひねらなければならない時もあるようだ。例えば、近場に旅行に出かける場合、重視するものの違いから「車派」と「電車派」に分かれる。

　日本は電車や地下鉄、新幹線などの交通機関が発達しており、鉄道ファンもたくさんいる。鉄道ファンは電車に乗ったり、鉄道の模型を收集したりするのが大好きだ。また、電車の運転士も人気の職業だ。日本はまた、自動車工業大国でもあり、車ももちろん主要な交通手段の1つだ。一般社団法人・日本自動車工業会の統計によると、2011年末の時点で、日本国内の乗用車の保有台数は、5867万台と中国の4322万台より約1500万台も多い。つまり日本の多くの家庭が自家用車を保有しているのだ。しかし、大・中都市では、自家用車の利用率がそれほど高くない。

　交通手段として何を選ぶかは、各地の交通事情と大きな関係がある。例えば、東京で駐車しようと思うと、1時間当たり600円ほど必要で、駐車場も少ない。一方、公共の交通機関は非常に便利で、電車や地下鉄が網目状に広がっている。そのため、ほとんどのサラリーマンが通勤に電車や地下鉄を選択する。それに対して、地形などの理由で、地下鉄などを設置するのには向かない都市や小さな街では、自家用車の使用率が高くなる。

　中国国内で自動車旅行が流行しているのに対し、日本では一層多元化した旅行のスタイルがある。例えば、交通手段を見ると、「車派」と「電車派」がいる。東京の女性サイト「OZmall(オズモール)」が実施した調査によると、「近場へ旅行、車or電車？」という質問に対して、58%が「車」（レンタカーを含む）と答えた。一方の電車は42%だった。しかし、回答者の車と電車で移動するメリットに対する回答を見ると、それぞれにメリットがあることが分かる。