2014年1月21日  
 

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鄭州市の高齢者、子供の帰省を訴え行進

 2014年01月21日17:24
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 20日午前10時、河南省鄭州市の五一公園内で10人の高齢者がボール紙を掲げ、多くの市民の注目を集めた。鄭州晩報が伝えた。

 その紙には、「春節(旧正月。今年は1月31日)、父さんと母さんはお前が恋しいぞ!」と書かれていた。彼らは紙を掲げながら、「常回家看看」(若者に、実家の親に顔を見せることを呼びかけた歌)を歌った。

 この10人の高齢者は、棉紡路街道弁公室の、夕陽紅ボランティアチームのメンバーだ。

 チーム長の梁永祥さんは、「昨年7月に改正された『高齢者権益保障法』の第二章第十八条には、『高齢者と別居している家族の一員は、高齢者とよく連絡を取り、訪問すること。雇用先は国家の関連規定に基づき、扶養者の帰省休暇の権利を保障しなければならない』と規定されている。私たちは紙を掲げ歌をうたうことにより、他省に出稼ぎに行き仕事で忙しい若者に対して、春節は何があろうと帰省し両親に顔を見せ、共に過ごすべきだと訴えている」と語った。

 70歳を過ぎる高齢者の徐田州さんは、「子供たちはいつも自分のことで忙しく、春節にも戻って来られないならば、高齢者は失望する。どれほど美味しい料理をこしらえても、美味しいとは感じないだろう。子供たちがみな帰ってくれば、食材の準備や料理に忙しくて体が痛くなっても、嬉しくて慰めになるだろう」と述べた。

 徐さんは、「娘は北京で働いており、春節に里帰りに戻ってくる。私は正月用品の準備を始めている。他省で働いている子供たちが、帰省し年を越すことを願う」と話した。

 この光景を目にした市民の任さんは、「『高齢者権益保障法』ではあのように規定されているが、子供が帰省しなかったからといって訴える両親などいない。ただ子供たちが自覚することを願う。春節の一家団欒は中華民族の伝統であり、これを失ってはならない」と主張した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2014年1月21日

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