下半期の中国経済 安定的な基調が必要=財政部副部長 (2)
朱副部長は中国経済について、「中国経済の成長率は今年上半期に目標範囲内を維持し、着実に前進し、質を高めた。経済成長において、消費の貢献度と第3次産業が占める比率が高まっており、国際収支の不均衡が占める比率が低下した。これは中国の経済成長の品質が改善されたことを裏付けている。経済構造調整において、成長・雇用・構造調整の関係を適切に処理しなければならず、特に雇用が重要になる」と指摘した。
朱副部長はまた、中国経済が将来的に直面する次の課題を指摘した。(1)上半期の生産者物価指数(PPI)が2.2%低下し、16カ月連続の低下となった。これは中国の製造業・実体経済が苦境に陥っていることを意味する。(2)マクロ経済政策、特に財政・金融政策の効果的な協調が必要だ--。
朱副部長は、「現在の厳しい条件下、国際経済・金融市場には不確定性が充満しており、経済構造の改革、経済成長の品質の向上が必要だ。このような状況下、マクロ経済政策は極めて安定的な基調が必要だ。重要なのは起こりうる比較的激しい変動を抑えることであり、これはマクロ経済政策の責任だ」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年7月19日