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高すぎる中国の輸入車 最大の原因は関税にあらず (3)

 ◆専門家 暴利のメカニズムを指摘

 自動車業界のベテランアナリストの鐘師氏は、記者が計算によって導き出した44万元という純利益は、低く見積もり過ぎだと指摘した。まずCIF価格は海外の小売業者の販売価格(本文のCIF価格は、海外の小売価格より高額に設定されている)を下回るはずだ。海外の小売業者の価格は、すでに海外のディーラーの利益や各種のコストが含まれており、船便により発生する関連費用も限られている。

 中国国内の販売価格が高額になっている原因には、中国人消費者の海外有名ブランドに対する崇拝がある。これが非理性的な消費を招き、どれほど高額であろうと買う人が現れ、物価をつり上げているのだ。このような消費者心理により、外国メーカーは自信を持って高価格を設定している。

 鐘氏は、「輸入価格を高額にしている最も重要な原因には他にも、輸出入貿易の政策・規定の不備がある。輸入業者、つまり輸入車の卸売業者は外国メーカーの子会社であり、外資系企業によってコントロールされている。中国国内で主流な輸入車メーカーであるBMW、ランドローバー、ベンツなどは、このような方式を採用している。中国国内のディーラーは卸売業者から商品を入手するが、この卸売の部分は輸入業者が暴利を得る最も重要な点だ。上述した44万元の利益のうち、20万元がこの部分によって流出している」と分析した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年8月1日

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