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チベットで新鉱物発見 中国人科学者を記念し「青松鉱」と命名

 8月に出版された「鉱物学雑誌」で、国際鉱物学連合(IMA)が今年新たに認定した鉱物が発表された。中国国内外の科学者が発見した窒化ホウ素鉱物が認定され、「青松鉱」(Qingsongite)と命名された。科技日報が伝えた。

 成分分析によると、青松鉱のホウ素含有量は48.54%、窒素の含有量は51.46%に達する。粒度は非常に低く、最大の粒でも1ミクロンのみで、多くの粒はナノサイズだ。形成温度は1300度、圧力は10-15GPaで、形成深度は300キロ以上となる。

 青松鉱やその他の超高圧鉱物の発見は、現在世界的に流行しているクロム鉄鉱の地下浅部における形成に関する観点に新たな解釈を提供し、かつオフィオライトや大洋系地殻のマントル形成に関する認識に影響を及ぼすと見られる。米スタンフォード大学のルイ教授は、「オフィオライトクロム鉄鉱から発見された超高圧鉱物は、オフィオライトクロム鉄鉱が高温・低圧の海嶺もしくは背弧拡大の環境に形成されるという、伝統的な観念を打破した。これらの発見はその他のオフィオライトにおける類似した発見と結びつき、世界オフィオライトクロム鉄鉱から超高圧介在物を見つけ出そうという興味を掻き立てた」と指摘した。

 新鉱物が青松鉱と命名されたのは、中国地質科学院地質研究所の研究員・方青松(1939−2010年)氏を記念してのことだ。方氏はチベットの羅布莎クロム鉄鉱鉱床から初のダイヤモンドを採掘するため、卓越した貢献を成し遂げた。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年9月2日

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