10月の経済ホットワード、フォルクスワーゲンのリコールがトップ (2)

（6）住宅積立金、地方間の融資政策が進展

10月14日、住宅公的積立金に関する新たな政策が3部門合同で打ち出された。各地方には、住宅公的積立金の地方間の相互認証と移転を実現し、地方区分を超えた融資業務を推進することが求められた。2014年8月末までに、全国で住宅公的積立金を積み立てている職員・労働者は1億700万人、積立総額は7兆300万元（１元は約18.6円）、引き出し総額は3兆4900万元に達した。

（7）南車と北車が合併

10月27日、「中国南車」と「中国北車」の株式が取引停止となった。これを受けてメディアでは、両社が15年ぶりに再統合されるとの報道がなされた。両社はトップによる準備グループをすでに設立し、統合プランは中国国際金融有限公司が引き受けるものとされた。合併が実現すれば、世界の鉄道設備製造業の最大手の名にふさわしい大企業が生まれることとなる。

（8）北京市、公共交通運賃調整で公聴会実施

10月28日午後、北京市の公共交通の運賃調整に関する公聴会が実施され、参加した25人が全員、調整運賃案に同意した。すでに公開されている地下鉄3元から、バス2元からの運賃に圧倒的な支持が寄せられた。北京市発展改革委員会によると、今後は約5年ごとに、公共交通の運賃に対する評価と調整を行っていく計画だ。

（9）9月の輸出増加率、予想を上回る

10月13日に税関総署が発表したデータによると、9月の中国の輸出総額は前年同期比15.3％の増加を記録し、増加率は8月を5.9ポイント、市場予想値（12％）を3.3ポイント上回り、2013年3月以来の最高水準に達した。だが専門家によると、輸出の急成長が第4四半期も保持できるかはまだ見守る必要がある。

（10）劉士余氏、農業銀行の董事長に就任

10月20日、財政・経済メディアの多くが、中国人民銀行（中央銀行）の劉士余・副総裁が、吉林に赴任した蒋超良氏に代わって農業銀行の党委員会書記に就任し、関係する手続きを経て董事長（会長）となると報じた。農業銀行は同日夜、董事会が会議を開いて劉士余氏を農業銀行の執行董事候補として指名することを決めたとの公告を出した。（編集MA）

「人民網日本語版」2014年11月5日