2014年11月6日  
 

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人民網日本語版

北京APEC、アジア太平洋地域の長期発展模索 3つのポイント (2)

 2014年11月06日11:07

アジア太平洋自由貿易圏の指導理念と道のりについてはAPECの主要メンバー間に意見の相違があり、自由貿易圏建設の具体的な道のりについて一致を達成するのは中短期的には難しいとの指摘もある。だが多くの専門家は、何事も最初が難しく、アジア太平洋の自由貿易プロセスが今回始動・推進され、長年の希望が行動に移されれば、アジア太平洋地域の一体化水準の向上にとって重要な一歩となると見ている。

ポイント(2)将来の経済発展に新たな動力を模索

世界経済は不安定な調整期にあり、先進国も発展途上国も新たな成長の動力を模索している。今回の会議でも、「ポストクライシス時代」の世界経済がいかに突破を実現するかに注目が集まっている。

李向陽所長によると、アジア太平洋地域の国々もこれまでの経済発展モデルの調整が求められており、APECの枠組みでの協力を強化し、解決策を探ることは、各国にとっての必然的な選択となっている。

今回の会議ではこの分野についても議題が設けられ、アジア太平洋と世界の経済発展の動向に従い、アジア太平洋の各国・各地域が共有するニーズに符合するものとなっている。会議では、「経済改革」「新経済」「革新成長」「包括的支援」「都市化」という5つの柱をめぐった討論が行われ、インターネット経済や都市化、海洋経済などの先端分野での協力が深められることとされている。

会議ではさらに、『APEC経済の革新的な発展・改革・成長についての共通認識』も制定・採択される見込み。アジア太平洋地域のサプライチェーンが調整期にあることを背景に、APECメンバーが構造調整過程での見かけの繁栄を回避し、生産率の革新と向上を通じた持続的で健全な経済成長を実現するのに寄与し、アジア太平洋地域の未来に大きな影響をもたらすものと期待されている。


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