2014年11月8日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>社会・生活

上海で大学入試改革 15年春から2校同時合格が可能に

人民網日本語版 2014年11月08日16:22

上海市教育委員会は7日、「2015年上海市一般大学春季入学試験の学生募集試行方案」を発表した。同方案によると、受験生は志望校を2校、各校3つの専攻を記入することができる。上海市教育委員会新聞弁公室によると、2015年春季全国統一大学入試試験(以下春季大学入試)では、受験生は2校同時に志望を出すことができるモデルを試行し、「受験生は出願した2校に同時に合格することが可能で、規定の時間内にどちらか1校で入学手続きをしなければならない。これが従来の平行出願モデルとの違い」だという。中国青年報が伝えた。

今年上海は全国大学入試試験改革の試行拠点省市に制定され、2015年春に改革の幕を開ける。上海理工大学、上海海事大学、華東政法大学など、复旦大学と上海交通大学を除く上海市内の大学22校が春季学生募集に参加し、1640人の募集を計画している。春季大学入試の学生募集方法は夏季大学入試と大きな違いがある。春季の場合、成績は主に「統一文化試験+各校の自主試験」で決まり、そのうち国語、数学、外国語の3科目の成績は400点、大学の自主試験は200点となっている。上海の春季大学入試は外国の大学入試制度に最も近い入試モデルで、学生募集において大学に大きな自主募集権を与え、学生にもより多くの選択肢を提供する。

しかし、こうした「1回の試験で人生が決まってしまう状況」を変えるための入試制度にも多くの課題に直面していることは明らか。上海は現在残された唯一の春季大学入験試行拠点地区となっている。

春季大学入験は2000年の試行開始以来、北京、上海、安徽省、内蒙古自治区の4つの省(区、市)が前後して参加したが、他の3地域は次々と春季大学入験を取りやめたため、上海は春季大学入験最後の拠点となった。来年、上海の春季大学入験に参加する大学は22校に増え、募集者数も2008年に1千人を割り込んで以来初となる1千人超えまで増加している。上海市教育委員会の担当者は、「上海は周りの流れに迎合して春季大学入験を取り消すことはない。この進学ルートがより多くの受験生に自分が志望する大学で学ぶ機会を与えることは確かだ」と語る。(編集YH)

「人民網日本語版」2014年11月8日

関連記事

コメント

最新コメント