2015年7月22日  
 

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日本の防衛白書の対中非難について 中国側は断固たる反対を表明

人民網日本語版 2015年07月22日10:20

 外交部(外務省)の陸慷報道官は21日「日本政府は21日の閣議で2015年版防衛白書を了承した。対中非難が複数箇所あるが中国側のコメントは」との記者の質問に「日本の新版防衛白書は再び事実を顧みず、中国の正常な軍事力の発展と海洋活動についてとやかく言い、いわゆる『中国の脅威』を悪意をもって誇張し、人為的に緊張を作り出した。中国側はこれに強い不満と断固たる反対を表明する」と述べた。

 また、強調すべき点として以下を挙げた。

 第1に、中国は平和発展路線を堅持し、防御的国防政策を遂行しており、戦略的意図は透明だ。中国による正当な国防能力の発展はいかなる国の脅威にもならない。中国は中日友好の促進を堅持し、中日間の4つの基本文書を踏まえた中日関係の発展を堅持する。日本側は日本国民をミスリードして、中日関係の改善に障害をもたらすことを止めなければならない。

 第2に、中国は一貫して国際法と国内法に基づき正常な海洋活動を展開している。東中国海の係争のない中国管轄海域で中国側が石油・天然ガス開発活動を行うのは完全に正当で、理にかない、合法的だ。南沙(英語名スプラトリー)諸島の一部駐屯島・礁での建設活動は完全に中国側の主権の範囲内の事であり、いかなる国にも影響を与えず、いかなる国も標的にしておらず、非難の余地はない。日本が企てを抱いて南中国海問題に干渉し、悪意をもって地域情勢の緊張を誇張することは地域の平和・安定にマイナスであるだけでなく、中日間の政治、安全保障面の相互信頼を深刻に損なった。

 第3に、釣魚島(日本名・尖閣諸島)は古来中国固有の領土だ。中国側が釣魚島周辺の中国領海でパトロール、法執行を行うのは法にのっとった主権の行使であり、中国側の固有の権利だ。中国側は引き続き必要な措置を講じて、領土主権を断固として守る。この事について日本側はいかなる非現実的な幻想も抱くべきでない。同時にわれわれは、対話と協議を通じた問題の適切な解決を一貫して主張している。


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