英国の大学生、ブラに装着できる警報器を開発　

セクハラやレイプ被害にあった時、抵抗できず、事後に通報する女性は多い。しかしこの小さな科学技術の発明は、問題を解決する一助になるかもしれない。環球網が英ガーディアン紙の記事を引用し、伝えた。

英ストラスクライド大学の卒業生、レベッカ・ピークさん（22）は、ブラジャーに取り付けることのできる警報器を製造した。被害者は、これを使って密かに通報することができる。ピークさんは、自宅のあるマンションで女性暴行事件が発生したことをきっかけに、この警報器の開発を思い立ったという。警備会社で実習した経験のある彼女は、家庭用警鐘を参考にし、この製品を開発した。

この警報器は縦6センチ、横3.5センチ、重さ40グラムで、下着の肩ひも部分やベルトなどに掛けることができ、ブルートゥースで携帯と連携する。危険に巻き込まれた時にボタンを押せば、携帯電話は監視センターと自動的に繋がる。監視員は押し間違いではないことを確認すると警察に通報し、携帯電話の測位・録音機能をオンにし、警察に事故発生現場を伝える。監視センターも、現場の状況を把握できる。

同製品は早ければ今年10月に発売される。警報器そのものは無料だが、監視センターの運営費として、毎月5−10ポンドの基本料金を支払う必要がある。（編集YF）

「人民網日本語版」2015年8月5日