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中国ドキュメンタリーの海外進出 国際舞台に登場

第二回 改編された中国のドキュメンタリー
中国ドキュメンタリー「瓷路」のワンシーン

 中国のドキュメンタリー映画が世界に向け上昇傾向にあるというものの、多くの人は知らないかもしれない。海外で最終的に見られる中国ドキュメンタリー映画は中国国内のものとはかなり異なっており、多くの場合「その表情を変えられ」ているか、本来の趣が全くなくなっている作品もある。

 米国ナショナルジオグラフィックチャンネル(アジア)中国エリアの副社長である区咏卿によれば、海外で放送されるときには12回編成だった「故宮」は2回、6回編成だった「外灘」は1回に、5回編成だった「春晩」も1回に再編集されている。作品の名称も変更されているものもある。例えば、「故宮」は「解密紫禁城」(紫禁城の謎を探る)、「春晩」は「透視春晩、中国最大的慶典」(旧正月を透視する、中国最大の祭典)と様相を変えられ、神秘性や猟奇性が加味されている。「中国と西洋では文化が異なるので、中国人は自分のベースとなっている文化をよくわかっているが海外ではそうではない。海外に売り出すなら、視聴者は我々の文化とずれがある。本来の名称では海外の目を引き付けにくく西洋人の興味をひきにくい」と区咏卿は説明する。

 同時に区咏卿は、米ナショナルジオグラフィックチャンネルの再編集のやり方についても話した。まず、題材は選択におかれる比重が大きく、国際的な関心度、歴史的な価値があるもの。「海外の視聴者は、彼らの興味あるテーマは中国人に比べ狭い。彼らはパンダ、故宮、長城、中国グルメを知っているので、これらは彼らのテーマに適合する。こうした題材には共鳴性と販売性が備わっている。二つ目は音声を再度付け直す。「我々は西洋の国で認められている音声担当者によって音を付け直す」のだ。三つめはシーン編集により、テンポを速める。「故宮」、「春晩」の中には多くの重点や観点が収められているが、彼らはそれを探り当て番組で視聴者の前に提供しなければならない。そして4つ目は真実のストーリー性を組み込むことだ。「我々は真実のストーリーで国際版を作りたいと思っている。ストーリーを考えるとき、シャープで合理性、ドラマ性があるほうがいい。西洋の視聴者は自分たちの文化にないものを理解しがたいので、はっきりと合理的にストーリーを伝える必要がある。彼らは「故宮」「外灘」は知っていても、故宮の裏のストーリーを知りたがっているし、外灘がなぜこのように美しいかと知りたがっている」。

 「全面的に改編」されたドキュメンタリー映画は、海外の視聴者を引き付けるだろうが、中国のドキュメンタリーに込められた文化の要素は大幅に削られ、そこに含められた人間性や民族性も削り取られて、ドキュメンタリー製作者の心血が浪費されるだけでなく、ドキュメンタリーの重厚な本来の味わいが傷つけられている。(編集EW)

 「人民網日本語版」2013年9月4日

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