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周雨霏:あなたが考えるのとは異なる日本 (3)

 ■日本人は第二次世界大戦を忘れていない

 多くの中国人は日本人がすでに第二次大戦を忘れたと思っているが、事実は異なる。NHKのドキュメンタリーシリーズでは、多くの当事者が戦争について様々な回想を行い、策略の失敗を悔やんでいる。彼らの多くは戦術について反省している。

 去年の日本のある番組で1940年代の戦闘機について特集したものがあった。アナウンサーはこの新発明が「大東亜戦争」で使われなかったことは残念だ、もし使われていたら結果は異なっていただろうと語った。こうした言論は日本でのみ公開の場で行うことができる。ドイツでなら、反人類的な言論であることは間違いない。

 今年日本では「永続敗戦論」という書が出版された。作者は日本の戦後は一貫して侮辱された状態に置かれており、まず民族の利益や解放があって初めて他国に謝罪することができるとしている。私は、日本の朝野ではすでに統一的な歴史観が形成されていると考える。相談するまでもなく統一的なのだ。

 日本の一般家庭の墓碑はいずれも大きくないが、数十の特別大きなものがある。元陸軍小隊長らの墓だ。中国の読者もご存知と思うが、日本側は現在にいたるまで南京大虐殺の数字を疑っている。実際、1960年代から70年代のドイツでも似た様な話しはあった。1984年に連邦ドイツ憲法は、こうした言論は公共の場では登場してはらなないとし、またこうした言論を「アウシュビッツのウソ」と呼ぶことを規定している。

 ■「心のチキンスープ」好きの日本人

 一般的に、日本は人権を尊重する社会だと考えられているが、実際にはそうではない。毎朝、日本のデパートの入り口ではお客にお辞儀して歓迎の言葉を述べる店員が見られるが、これはマルクスが批判する「人の物化」であり、人を物として使うのであって、これは人類の尊厳に対する侵害なのだ。

 日本ではこれを批判する人は少ない。皆「心のチキンスープ」の信奉者だ。知識人の責任は不足を指摘し、誤謬を正すことである。「心のチキンスープ」も時には必要だが、多すぎるのはよくない。例えば福島原発の事故以来、日本のテレビ局ではこうしたエピソードが注目されている。仮設住宅ではイヌが飼えないため、生き延びたイヌは車で6時間離れた場所で集中的に飼われ、被災者はイヌの好きな食べ物や玩具を持って毎週車でイヌに会いに行く。

 こうして見ると心温まる話しだが、被災地で車で12時間かけて往復する資源があったなら、いったい何人の命を救うことができるだろう。

 ■日本についての文章に欺かれるな

 中国人が米国に行くと批判しがちだが、日本に行くと賛美しがちだ。その理屈は簡単だ。米国へ行く人の多くはエリートで、中国国内で重視されているため、米国へ行った後は挫折感を味わいやすい。しかし日本へ行く人の多くは中国国内で抑圧されていることが多いため、彼らは日本を手本、真理とする傾向が強く、「聖典」としがちで、中国批判に向かうのも自然である。日本について書かれた多くの中国語のコラム作家も同様だ。これは多くの知力を必要としない生計のための文章であり、多くの「有名人」が語る日本は実際にはあてにならない。

 日本政府は西側メディアの記者に金を渡して彼らに自分のためになるような発言をさせている。去年、中国の民間で「日本製品ボイコット」の声が上がった際、比較的公平だった報道は「フランクフルター・ルンドシャウ」紙のみで、他はいずれも「日本ファン」と化していた。(編集YH)

 「人民網日本語版」2013年8月28日

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