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中米は同じ方向に向かって初めて、すれ違いを避けられる

 最近米国メディアは中米首脳会談に関する論評を次第に増やし、注目を高めている。27日には米高官が訪中して「習・オバマ会談」の地ならしをした。「習・オバマ会談」とほぼ時を同じくして、「中米友好を伝える新たな機会」と見なされている2013年度「フォーチュン」グローバル・フォーラムが6月6日から8日まで中国の成都市で開催される。こうした全ての背後にある最大の注目と期待は「習・オバマ会談」だ。(文:阮宗沢・本紙特約論説員、中国国際問題研究所副所長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 6月7日から8日まで、米カリフォルニア州の保養地に全世界の視線が集まる。中国の習近平国家主席とオバマ米大統領が新境地を開く首脳会談を行なうからだ。世界第1、第2の経済大国の指導者が同じテーブルに就くのを、世界は固唾を呑んで見守るだろう。

 中米両国の指導者は2日間という十分な時間を費やし、挨拶を交わし、話を交わし、ノーネクタイで、自然でリラックスした環境の中、より踏み込んだ、透徹した、率直で誠意ある交流を行なうことになる。こうした会談形式は両国の国交樹立以来初であり、両国元首の交流強化における先駆的試みであり、中米関係が次第に実務的になっていることの現れであり、双方の期待を反映している。

 実はこの「形式にこだわらない会談形式」は、よりハイレベルの形式であるようだ。もちろん人々がより関心を寄せるのは、両指導者が何を話し合うかだ。習主席は27日にドニロン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と会談した際、「6月上旬にオバマ大統領と会談して、関心を共有する重大な戦略的問題について幅広く、踏み込んで意思疎通を行ない、理解を深め、相互信頼を強化し、共通認識を積み重ね、協力を推し進めることを心待ちにしている」と述べた。

 中米関係は間違いなく現代世界における最も重要な二国間関係であり、最も付き合いの難しい関係でもある。双方はかつてないチャンスを前にすると同時に、かつてない困難の克服も必要としている。伝統的安全保障上の脅威と非伝統的安全保障上の脅威が入り交じり、ハイポリティックスとローポリティックスの摩擦が交錯して、中米関係の発展により複雑な可変的要素を加えている。こうした溝や摩擦をどう管理・コントロールするかが、中米関係の永続的安定の実現性を決定づける。

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