2014年1月29日  
 

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『改革の全面的深化における若干の重要な問題に関する中共中央の決定』についての説明

習近平

 2014年01月29日10:05
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 中央政治局の委託を受け、私はここで全体会議に向けて『改革の全面的深化における若干の重要な問題に関する中共中央の決定』について説明する。

ブリーフィングの内容一覧
一、三中全会の『決定』起草の経緯について
二、三中全会の『決定』の全般的枠組み重点課題について
三、討論の中で注意しなければならないいくつかの問題について

一、三中全会の『決定』起草の経緯について

 改革開放以来、各期三中全会がどのような議題を検討し、どのような決定を行い、どのような措置をとり、どのようなシグナルを発するかは、人々が新しい中央指導グループの施政方針や活動の重点を判断するにあたっての重要なよりどころであり、その後5年ないし10年間の活動にしっかり取り組む上で重要な意義をもつもので
ある。

 党の第18回大会の後、中央はすぐ第18期三中全会の議題の検討に着手した。党の第18回大会は小康社会の全面的建設と改革開放の全面的深化という目標をかかげ、必ずいっそう大きな政治的勇気と英知をもって、機を逸することなく重要分野の改革を行い、科学的発展をさまたげるすべての思想意識や体制・仕組みの弊害を断固として打破し、各方面の制度がさらに成熟し、定着するように、系統的に整い、科学的・規範的で、効果的に運用できる制度体系を構築しなければならないと強調した。われわれは、党の第18回大会の提起した各項目の戦略目標と活動計画を達成するには、必ず全面的改革の推進を急がなければならないと考えている。

 党の第11期三中全会が党と国家の活動の中心を経済建設に移し、改革開放を行うという歴史的決定を行ってから、すでに35年がたった。中国人民の姿、社会主義中国の姿、中国共産党の姿がかくも大きな変貌を遂げ、わが国が国際社会において重要な地位を占めるようになったのは、倦まずたゆまず改革開放を推し進めてきたおかげである。

 1992年に鄧小平同志は南方視察談話の中で、「社会主義を堅持せず、改革開放を行わず、経済を発展させず、人民の生活を改善しなければ袋小路にはまりこむだけである」と述べた。いま振り返ってみると、われわれには鄧小平同志のこの言葉がいっそう深く理解できる。だから、われわれは、社会主義こそが中国を救えるのであり、改革開放こそが中国を発展させ、社会主義を発展させ、マルクス主義を発展させうるのだと言うのである。

 まさに歴史的経験と現実からの要請という次元から、党の第18回大会以来、党中央は繰り返し、改革開放は現代中国の運命を決定づける切り札であり、「二つの100周年」(党創立100周年と新中国成立100周年)の奮闘目標の実現、中華民族の偉大な復興の実現を決定づける切り札であると強調してきた。実践の発展には永遠に終わりがなく、思想の解放には永遠に終わりがなく、改革開放にも永遠に終わりがない。足踏みや後戻りには活路はない。改革開放は進行形のみありきで、完了形はない。新たな情勢、新たな任務を前にして、われわれは必ずや改革の全面的深化を通じて、わが国の発展が直面する一連の際立った矛盾と問題の解決に力を入れ、わが国の特色ある社会主義制度の自己完成と発展をたえず推し進めてゆかなければならない。

 いまや、内外の環境ともにきわめて広く大きな変化が生じつつあり、わが国の発展は一連の際立った矛盾と挑戦に直面し、前進の途上にはまだ少なからぬ困難と問題が横たわっている。たとえば、発展におけるアンバランス、不調和、持続不可能といった問題が依然として際立っており、科学技術によるイノベーション能力が弱く、産業構造が不合理で、発展方式が依然として粗放的で、都市と農村の地域間発展の格差、住民の所得分配の格差が依然としてかなり大きく、社会矛盾が目に見えて増加しており、教育、就業、社会保障、医療、住居、生態環境、食品・医薬品の安全、安全生産、社会治安、法執行・司法などの大衆の身近な利益にかかわる問題がかなり多く、一部の大衆の生活は困窮しており、形式主義、官僚主義、享楽主義、贅沢浪費の気風といった問題が目立ち、一部の分野で消極・腐敗現象が発生しやすく、多発しており、反腐敗闘争の情勢は依然として厳しい、などなど。こうした問題を解決するには改革の深化が鍵となる。

 今年4月、中央政治局は深く掘り下げて思考、検討し、党内外の各方面の意見を広く聴取したうえで、党の第18期三中全会において改革の全面的深化の問題を検討し、これについての決定を打ち出すことを決めた。

 4月20日、党中央は「党の第18期三中全会で改革の全面的深化について検討することに対し意見を徴する通達」を下達した。各地区・各部門は、党の第18期三中全会が改革の全面的深化を重点的に検討することは、広範な党員、幹部、大衆の願いに適っており、社会全体が最も関心を寄せる問題をとらえているとして、広く賛成の声が寄せられた。

 改革開放以来、各期三中全会はいずれも改革の深化について検討し、いずれも重要なシグナルを発してきた。すなわち、われわれの党は断固として改革開放の旗印を高く掲げ、断固として党の第11期三中全会以来の理論や路線、方針、政策を堅持するということである。とどのつまり、新たな歴史条件のもとでどのような旗印を掲げ、どのような道を歩むかという問いに答えることである。

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