肥満に対する偏見は4歳から 英研究
【中日対訳】 英紙デイリー・メールは14日、英国立リーズ大学の研究員の調査結果を掲載。同調査では、子供は4歳の時から太った人に対する偏見を持っており、ほとんどの幼児が太っている人とは友達になりたくないと考えていることが分かったという。環球時報が報じた。
同調査では、3パターンの童話を用いて、4-6歳の幼児計126人を対象に調査を実施。各童話のストーリーは同じであるものの、主人公「アルフィー」の姿が、▽一般的な体型の男の子▽肥満の男の子▽障害を持った男の子---と異なっていた。すると、回答した幼児に最も人気がなかったのが「肥満のアルフィー」で、同パターンの童話を読んだ幼児43人のうち、アルフィーと「友達になりたい」と答えたのは1人だけだった。一方、一般的な体型のアルフィーと障害を持つアルフィーと友達になることには、迷いを示さなかったという。
同大学のある教授は、「男児と女児、どちらも太っているキャラクターを好まない」理由について、「子供達は両親や太っている人をからかうテレビ番組を見て、肥満に対する偏見を持つようになる」と分析。肥満の子供を持つ保護者も、「子供は5歳の時には既に社会から孤立し出した」と指摘している。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年5月16日