2014年2月21日  
 

中国の夢健康知恵袋 企画集 日本からニイハオ!

Apple新浪騰訊人民微信RSS
人民網日本語版>>社会・生活

北京 9割近くの利用者が地下鉄内での飲食禁止に賛成

 2014年02月21日08:47
  • 分かち合うへtwitter
  • 分かち合うへyahoo
  • 分かち合うへsina.com
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com

 北京市法制弁公室が公布した北京市地下鉄・都市鉄道運営安全条例(草案)の意見募集稿によると、駅構内での利用者の飲食に最高で500元(約8400円)の罰金を科すことが記されている。記者が19日に調査したところ、現在北京では地下鉄路線17本のうち、駅での飲食が禁止されているのはわずか3本にとどまることが明らかになった。同草案はまだ意見募集段階で、罰則に細則はないが、以前に地下鉄会社が行った調査によると、利用者の9割近くが地下鉄内での飲食禁止に賛成している。北京晨報が伝えた。

現状:飲食禁止路線はわずか3本

 実際、現在の北京の大部分の地下鉄路線内で飲食すると、非難の眼差しで見られるものの、禁止はされない。北京地下鉄公司傘下の14路線は利用者が車内で飲食することについて「推奨しないが、禁止はしていない」と語る。地下鉄公司の担当者は「飲食を止める手立てはない」と吐露する。

 京港地下鉄有限公司では香港式のサービスを導入しており、管轄する3路線(4号線、14号線、大興線)では飲食を全面的に禁止している。香港では利用者が地下鉄内で飲食すると、2000香港ドルの罰金となるが、北京ではこうした規定はない。同社の楊苓スポークスマンによると、利用者は料金を払って駅の構内に入った場合、プラットフォームでも車内でも、係員が飲食を禁止するという。

 楊氏によると、地下鉄内での飲食、特に匂いのある食べ物を食べる場合、他の利用客に影響を与え、また安全上のリスクも伴うという。熱い飲料などを他の利用客にかけてしまった場合に問題が発生する。また地下鉄駅は閉鎖された地下空間であるため、食べかすやゴミ、袋などがゴキブリやネズミを呼び寄せる。

新規定:実施細則はまだ未定

 意見募集稿では、エスカレーターやエレベーター、通路、車内での利用客の飲食を禁止しており、運営会社の制止に従わない場合、市交通行政主管部門が警告するか、50元(約840円)以上500元(約8400円)以下の罰金を科すと明確に規定している。

 利用客の多くが関心を持つ罰則について、北京地下鉄公司の賈鵬スポークスマンは、同草案は現在意見募集段階にあり、また同草案は市法制弁公室が発表したものであるため、地下鉄会社としてはまだ実施細則はないと語る。

 京港地下鉄有限公司の楊氏によると、現段階で罰金について詳細を決めるのは早すぎると語る。もっともこうした条例は利用客の自主性を高める効果がある。「一部の利用客は、係員が忠告しても聞き入れない」。市交通委員会の担当者によると、関連部門と協力して速やかに返答を出すという。

民意:利用客の89%が飲食禁止を支持

 京港地下鉄有限公司は4号線から、駅構内や車内での飲食禁止の表示を掲示している。利用客を対象に地下鉄内での飲食について行ったある調査によると、利用客の89%が飲食禁止に「支持」や「理解」の態度を示した。

 地下鉄会社が公式微博(ウェイボー)で実施した調査によると、インターネット利用者が寄せた車内で最も受け入れられない6つの行動として、我先に乗車・下車すること(50.4%)、大声で騒ぐこと(48.9%)、車内の環境を破壊すること(42.9%)がトップ3に選ばれている。飲食は4位の37.6%を占めた。中国新聞網が伝えた。(編集YH)

 「人民網日本語版」2014年2月21日

関連記事

コメント

最新コメント