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海外の経済専門家 中国経済の未来を好感 (2)

 日本の信金中央金庫信金業務支援部海外業務支援センターの露口洋介上席審議役によると、中国経済に存在する問題は、適切な措置を取りさえすれば、ほとんどが解決可能だ。収入の格差や消費と投資のアンバランスの問題は、都市化の推進や財政予算の所得再分配機能の強化を通じて解決をはかることができる。「中所得国のワナ」の問題は、付加価値の高い産業の発展に力をいれればワナから抜け出すことができ、先進国の仲間入りすることが可能だという。

 ▽経済は目標を達成できる

 陳教授によると、上半期の中国経済の成長率鈍化は中国が経済成長モデルを転換する過程で必ず通らなければならない「陣痛」のようなものだ。中国が経済成長モデルの転換を順調に遂げられるかどうかは、中国の指導者が圧力に絶える力をどれくらい備えているかによって決まる。中国経済が輸出と投資が牽引するモデルから消費が牽引するモデルへの転換をはかりたいなら、とりわけサービス消費を引き上げたいなら、サービス業の企業の発展を積極的に推進することが必要になる。中でもサービス業の中小企業の発展を推進することが必要だ。こうすれば国民の所得を引き上げられるだけでなく、雇用機会をより多く創出することにもなる。

 タイのカシコンリサーチセンターの専門家・披彬氏によると、中国市場はタイの輸出の持続的増加を牽引する主要な動力だ。このためタイの関連各方面は中国経済の情勢の変化に高い関心を寄せている。今年に入ってから中国経済はさまざまな指標が鈍化し始め、特に製造業と輸出の増加率が目立って落ち込んだ。世界経済が抱えるリスクの不確定性に直面して、中国は経済構造の調整に大いに力を注ぎ、下半期には所期の目標に近い経済成長率を実現するとともに、質が高く、効率が高く、持続可能な発展を遂げることが必要だ。下半期の中国経済は引き続きいくつかの課題に直面することになるが、中国政府の努力を通じて、今年の経済成長率を7.5%前後にするとの目標は確実に達成できると信じる、という。

 マネス氏によると、超高度成長を永遠に続けられる国は一つもない。中国経済は今、速度を重視する経済から質を重視する経済へと転換を遂げつつある。どの国であれ経済の転換には「産みの苦しみ」がつきものであり、その上、中国経済は規模が大きく、構造と成長モデルを転換させようとすれば順風満帆ではいかないのが当然だ。現在の情況から考えて、中国経済の成長モデルは主に輸出と投資が牽引するモデルから、輸出、投資、内需がともに牽引しあうモデルへと緩やかに転換を遂げつつある。この転換を実現するために、中国政府は積極的な財政政策と穏やかな通貨政策を実施しており、これは賢明なやり方だと言える。中国政府は今、流動性を誘導して成長への潜在力がより高い産業や戦略的産業に資金を回そうとしているところだという。

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