2014年3月14日  
 

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「ネットショッピングで不愉快な思い」が7割

 2014年03月14日15:09
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 3月15日の「世界消費者権利デー」が近づいてきた。人民網の掲示板「強国コミュニティー」はこのほど北京美蘭徳信息公司と共同で、インターネットショッピングをめぐる状況について消費者を対象に調査を行った。人民日報が伝えた。

 調査データによると、ネットショッピング利用者の71.4%が、過去1年間にネットショッピングで不愉快な思いをしたことがあると回答。不愉快さの原因のトップに挙がったのは、「画像や説明に誇張があって実際の商品と異なり、商品を受け取ってがっかりした」ことで、56.5%の人が理由として挙げた。2番目の原因は「物流・宅配サービスのペースが遅い」で25.0%、3番目は「店舗のアフターサービスがよくない」で24.4%だった。

 江蘇省出身の来た邱さんも「写真と実物が違った」経験がある。広東省仏山市にある家具会社の淘宝(タオバオ)店舗でインテリア用建材を約2千元(約3万3千円)で買った時のことで、店舗側は建材は100%木製だといい、虚偽があれば10倍の損害賠償金を支払うとしていた。受け取った商品をみると木でできていたのはふちの部分だけで、邱さんは淘宝の顧客サービス係に苦情を申し入れたが、店舗側は返品と返送料の支払いにしか同意せず、邱さんは10倍の損害賠償金支払いを求めた。

 その後、消費者委員会が介入したが、店舗側の態度は非常に悪く、こうしたやり方は業界の裏ルールであり、ネット販売を手がけるすべての建材企業がこのような問題を抱えており、自社だけが悪いのではないと強弁。度重なる交渉の末、店舗側は結局、返品と返送料のほかに賠償金300元(約4900円)の支払いに同意しただけだった。邱さんと店舗側との隔たりは大きく、調停は無効に終わり、邱さんに対し淘宝店舗の所在地や家具メーカーの所在地にある工商局に訴えるようアドバイスすることしかできなかった。

 中国消費者協会弁護師団の邱宝昌団長によると、写真と実物の違いという現象が出てきた原因は、インターネットでは商品の様子を完全には伝えきれないという点にある。写真と実際の色の違いや人為的な要因により、写真と実物にズレが生じる。ネットでは商品の実際の感じをつかんだり、見比べたりすることができない。ネットワーク取引とはこのようなものであり、消費者の知る権利に影響を与え、消費者が自ら選択することを難しくしているという。

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