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幼稚園から節約を学ぶ日本人

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 節約は一種の知恵で、生活の中で習慣にすべき美徳だ。日本では、省エネや環境保護、資源の再利用、さらに庶民の生活の綿密な計画などにいたるまで、節約という概念が染み渡っている。このような良い習慣を身につけるにはそれなりの時間が必要で、日本では幼稚園から、子供に節約を教えている。

 日本の幼稚園は、昼食を地元の食堂やレストランなどに注文し、出来上がったものが届けられる。教師たちは、届いた食事をクラスごとに分配し、それを各クラスの子供たちが3-5人の当番制でほかの子供たちに分配する。最後に、教師と子供は一緒に食事を食べる。教師は普段から、「配られた食事は残さず食べるように」と言って、子供たちに食べ物を無駄にしてはいけないと教えている。もし、体調を崩している日があれば、前もって「あまり食べられない」と自己申告しなければならない。教師と子供が一緒に食事をする時も、好き嫌いを言ったり、偏食をしたりせずに、食べきるよう教え諭している。

 一方、園児達に何か必要なものが生じたとき、教師は親に買ってもらったり、自分で貯めたお小遣いで買ったりするよう勧めるのではなく、今ある資源をできる限り生かして手に入れるよう勧める。例えば、園内で飼育しているウサギの小屋がほしいと、園児が言った時、教師は、子供達にいらなくなったおもちゃや本をリサイクルセンターなどに行って売り、そのお金で買うよう勧める。

 また園児達が工作に使う材料も、牛乳パックやペットボロルなどの廃棄品を利用する。また、教師が子供達のために企画するゲームも、手作りがメイン。使う材料は、こちらも空き缶やダンボールなどの廃棄品だ。そうすることで、コストを削減できるだけでなく、環境保護や資源の節約にもつながる。

 このように、子供が小さなころから自分にもできる分野で節約をすることを学んでいるため、日本では、子供から大人に至るまで、高い節約の意識を持っている。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年3月15日

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