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国慶節連休 世界が中国人観光客に熱い視線

 中国は今や多くの国にとって最大の観光客供給源であり、中国人が国慶節(建国記念日、10月1日)の連休にどこへ出かけるかが注目の的だ。中国人観光客を呼び込む措置に力を入れる国も多い。韓国では観光関連産業が中国人観光客を迎え入れる準備を整えている。英国も経済が低迷する中、査証(ビザ)手続きを簡素化して中国人観光客を呼び込むことを検討中だ。フランス通信社(AFP)が29日に伝えたところによると、中国人観光客はモルディブを訪れる観光客の4分の1を占め、大勢の中国人がモルディブ旅行を計画しているという。環球時報が伝えた。

 韓国のテレビ局SBSが28日に伝えたところによると、国慶節連休は7日間。この間に大勢の中国人観光客が韓国を訪れる見込みで、今年は前年より約6万人多く過去最多の15万人と予想される。今年1-9月の中国人観光客数は前年同期比57.3%増加しており、通年では500万人の大台を突破する可能性がある。中国人観光客は気前がよいことで有名で、韓国旅行での一人あたり平均消費額は70万韓国ウォン(約6万3000円)に上り、他国の観光客の2-3倍だ。

 韓国の「アジア経済」が29日に伝えたところによると、韓国の大手百貨店や免税店などは富裕な中国人観光客を呼び寄せようとし、競争が白熱している。中国は今や日本に代わり、韓国にとって海外最大の観光客供給源だ。韓国の現代百貨店によると、昨年9月から10月6日にかけて、中国人観光客による売上が前年同期比220%増加した。今年は若年層の中国人観光客がますます増えるとみられ、中国人観光客向けキャンペーンに力を入れている。また韓国の済州特別自治道観光協会が29日伝えたところによれば、国慶節の長期連休に済州島を訪れる中国人観光客は7万人を超え、同46%増加することが予想されるという。

 欧州の伝統ある国である英国も中国人観光客を呼び込む措置を取り始めている。英国紙「デイリー・テレグラフ」の28日付報道によると、内務省のテレサ・メイ大臣は、同省が中国からの査証申請の手続き簡素化を検討中であることを明らかにした。メイ大臣はこれまでずっと査証の制限緩和に反対してきたが、方針を転換した。査証政策の変更は、英国の小売業者に特に歓迎されている。政策が変更されれば、中国人観光客は1つの査証でフランスをはじめとするシェンゲン協定参加26カ国を自由に行き来し、自由に買い物ができるようになるからだ。英国は同協定に参加していないため、中国人観光客が自由に行き来することはできず、そのことが英国の収入に影響してきた。ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)のヴィンス・ケーブル大臣は、英国は中国の富裕層と観光客が査証手続きの煩雑さのため英国を選択肢から外すようなことは避けたい考えだと話す。

 世界的なレジャー観光の名所・モルディブも、中国人観光客に照準を絞る。AFPが29日伝えたところによると、モルディブを訪れる観光客の4分の1は中国人で、現地では5つ星ホテルの従業員やダイビングのコーチといった人材の需要が急速に高まっている。

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